ジュネーブのWHO本部、3年連続の訪問で、今回ついにマーガレットチャン事務局長との会談が実現しました。神奈川県の取り組むヘルスケアニューフロンティア政策を未病コンセプトを中心に説明したところ、なんとチャン氏は中医師（漢方専門医）として14年間働いていたとのことで、誰よりもよくご存知でした。まさに我が意を得たりという感じで、話はどんどん盛り上がり、15分の予定が40分にまで伸びました。メディカルイノベーションスクールを立ち上げるための交流を深めていくことで、合意しました。

この事実はWHO本部にも大きな衝撃を与えたようでした。高齢化問題の専門スタッフも、チャン氏が未病を熟知しているとは知らなかったからです。

その噂はあっという間に、本部全体に広がったようで、その後のランチセミナーには各セクションから通常の倍近くのスタッフが集まり、立ち見が出る盛況ぶり。

私たちが交流を進めてきた高齢化問題の専門スタッフたちが誰よりも大喜び。未病コンセプトはWHOの中で、大きく根を張った感じです。想像以上の成果の出た訪問となりました。