昨年4月、コロナ感染で亡くなられた岡本行夫さんの最後の講演録が発刊されました。「今ほど悲観的に見ている時はありません」と分析される国際情勢の中で、日本が「だんだんあとずさり、後退していっている」という鋭い警告は胸に突き刺さります。個人的にも敬愛してやまなっかた岡本さん。改めて、こんな時代だからこそ、必要な大事な大事な人でした。

私が県知事になって以来、私の後援会の幹部にもなって下さっていました。しかも、ただ単に名前を連ねるというのではなく、いつも幹部会議には自ら出席され、実質的に支えて下さっていました。熱いハートの人でした。

「日本の凋落を食い止めたい」というその思いを私たちはしっかり受け継いでいかなければならない。岡本さんからたくさんの教えをいただいた私たちの使命だと強く思った次第です。