近代文学館で開催中の中勘助展で「『銀の匙』の授業から学んだこと」と題して講演を行ないました。48年前の書き込みだらけの岩波文庫と、灘校伝説の国語教師、橋本先生の手作り教材を手に、今は亡き恩師の教育にかけた情熱の一端をご紹介させていただきました。やはり、ここに自分の原点があると再確認した次第でした。
展示コーナーには橋本先生の特設コーナーも併設されており、その中に拙著「恩師の条件」が展示されていたのは身に余る光栄でした。