東京都などが「まん延防止等重点措置」が12日から適用されることになりました。神奈川県はどうするべきかを真剣に議論した結果、一日の新規感染者が200人程度になった段階で、要請することを決めました。ステージ３の新規感染者が一週間の一日平均197人ということを参考にしたものです。

今の神奈川県はほぼステージ２のレベルで、重点措置を要請するレベルではありません。しかし、今も20代30代の感染者の割合の増加傾向が続いていますが、これはこれまでの分析から感染者増加の前兆現象とみられます。ですから一日でも200人程度になれば、即対応したいと思います。おそらく、ステージレベルからすれば早すぎるかもしれませんが、手遅れにならないように対応してまいります。

神奈川県がこれまで進めてきた「感染防止対策取組書」は、各事業所が業界のガイドラインに沿って、自ら対応している感染防止策をチェックし、それをプリントアウトしたものを各店舗に掲示してもらうというカタチのものです。利用者がその内容をチェックする仕組みで、ただ単に、ガイドライン遵守を自己申告してステッカーを貼るものとは違い、きわめて合理的な対策だと思っています。

これにより、神奈川県の各店舗の感染防止対策はかなり進んでいるはずです。ただ、山梨モデルが注目されていますので、神奈川県もさらに各店舗一つ一つを回っての強化策も同時に講じていきます。ただ、問題は利用する側です。

どんなに対策をしっかり講じてあるお店でも、マスクなしの飲食を続けていれば、感染リスクは高まってくることは間違いありません。ですから、改めて、マスク飲食の徹底を進める具体の施策を打ち出していきたいと考えています。