五大路子さんの一人芝居、「横浜ローザ」を観劇しました。
ハマのメリーと呼ばれた白塗り厚化粧の老娼婦の物語に感情移入できるだろうか、実際に観るまでは半信半疑でした。
しかし、たった一人しか登場しないとは思えぬ五大さんのパワーに圧倒され、最後まで舞台に吸いつけられてしまいました。
戦争に翻弄された一人の女の一生は単なる娼婦の一代記ではなく、
戦争の記憶が年々風化しつつある今の日本に対して投げつけられた強烈なメッセージでした。

県庁12階の食堂の前のソファーでよく見かけたという県職員の話も聞きました。
横浜にこだわり続け、横浜から発信しようという五大さんの気持ちがよく分かるような気がしました。
18年も継続してこられた五大さんの情熱に心から敬意を表したいと思います。

こういった横浜発、神奈川発の新しい文化をどんどん創造していき、横浜・神奈川のマグネット力を高めたいという思いで、
進めているのが「マグ×カル」プロジェクトです。
横浜がブロードウェイに匹敵するようなワクワクするような街になっていくように知恵を絞っていきたいと思います。