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横須賀米軍基地の薄膜型ソーラーパネル視察

横須賀の在日米軍基地を訪れ、施設の屋根に設置されたソーラーパネルを視察しました。
2年前、私が知事に就任した直後にクロイド在日米海軍司令官と会談しましたが、
その中で私は、「県内で普及を図っているソーラーパネルを基地内でも設置して欲しい」と申し入れました。
司令官はただちに実行に移して下さり、今回の視察につながりました。

行ってみて驚いたのは、使用されているソーラーパネルが最新式の薄膜型、
いわゆるソーラーフィルムだったことです。屋根はドーム型でカーブしていましたが、
キレイに貼られていました。この屋根だけで、100数十戸分の発電量があるそうです。
薄膜型は丸めて持ち運びも容易であって、砂漠の戦闘地に持って行ってもすぐに使用可能となることから、
重要な装備品となっているとのことでした。

神奈川発のアイデアである「屋根貸し」もこのフィルム型であれば、
京浜臨海部の工場の屋根などに一気に普及すると思っています。
今のパネルは工場の屋根には重すぎることがネックだと言われていますから、
私は以前より薄膜型がカギを握っていると見ていました。
発電効率も従来型が17%なのに対し、薄膜型は以前は4%程度だったものが、
今は10・5%にまで進化しているとのことでした。

もっと技術が進化して、大量発注が行なわれ、価格が下がれば
薄膜型はソーラーパネルの切り札になることは間違いありません。
今回の横須賀米軍基地訪問が薄膜型普及のきっかけになるような予感を覚えた次第でした。

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