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ようやく医療従事者としての救急救命士が始動し始めます

福祉従事者等に向けての集団接種を今日から新横浜の会場で始めました。接触を避けにくい福祉の現場を守るみなさんですから、少しでも早く安全安心を確保していただきたいと思います。

 

 

 

打ち手として、県庁職員の救急救命士が活躍していました。専門教育の中での実習経験はあっても、資格取得後初めて、人体への注射をしたとのことでした。しかし、この日のためにキチンと講習を受けて準備してきたため、見事に業務を果たしていました。打ち終えた女性からも「上手でした」とお褒めの言葉をいただいていました。

 

 

 

制度誕生までの過程におけ当時の自治省消防庁と厚生省の攻防の結果、「消防職員にならないと資格を活かせない」という限界を負ってしまった救急救命士。私自身、制度創設に関わった人間として、ずっと自らの宿題と考えてきました。そこで、県庁に救急救命士特別採用枠を作り、現在22名の救急救命士職員が働いています。

 

 

 

とは言え、さまざまな県の仕事に携わっていて、必ずしも資格を活かせているわけではありませんでした。それが、ワクチン注射を打つというまさに医療従事者ならではの仕事を任せられる日が来るとは。私にとっても感慨深いものがありました。

 

 

 

秋からは念願の病院内での勤務も正式に認められることになります。制度ができて30年。ようやく医療従事者としての救急救命士が始動し始めます。

 

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